• ソーダ石灰ガラス
    ソーダ石灰ガラス(ソーダガラス)は現在もっとも多く使用されているガラスです。二酸化けい素、酸化カルシウム、酸化ナトリウムから成り、融点が低いため加工がしやすい特徴があります。一方で、高温や急激な温度変化に弱い性質を持っています。
    窓ガラスや家具などで使われるフロートガラスの多くは、ソーダ石灰ガラスです。フロートガラス自体は強度が弱いため、イオン交換法や風冷強化法を用いて 3 – 5 倍程度に強化したものが、一般的に「強化ガラス」と呼ばれています。
  • ホウケイ酸ガラス
    ホウケイ酸ガラスは、急激な温度変化に強く、熱膨張率が低い特性を持つガラス素材です。耐熱ガラス・硬質ガラスとも呼ばれ、耐薬品性にも優れているため、理化学器具や調理用容器などによく使われます。
  • 石英ガラス
    石英や水晶を2000℃以上の高温で溶かして生成する単結晶の素材です。石英ガラスは、耐腐食性・耐熱性・紫外域透過率の高さから、理化学器具、望遠鏡の平面鏡、光ファイバーなどに使用されています。
  • BK7
    BK7は、光学ガラスとして最も多く使用されているガラスです。低気泡性・不純物が少ない均一性をもつ素材です。レンズやプリズムなど光学ガラスとして広く使われています。BK7はSchott(ショット社)の登録商標です。
  • B270
    B270は、透過率など光学特性がBK7に近く、透明度が高いクラウンガラスです。白板ガラスとも呼ばれ、比較的安価な素材です。BK7と比べると屈折率の均一性がないため、精度が求められる光学ガラスには不向きです。
  • クリスタルガラス
    クリスタルガラスは、「酸化鉛」もしくは「酸化カリウム、酸化バリウム、酸化チタニウムなど」を主成分として含むガラスです。透明性と屈性率が高く光沢があり透明なため、高級ガラス食器ブランドで利用されています。
  • 結晶化ガラス
    結晶化ガラスは、非晶質であるガラスを再加熱し結晶を析出させて作られるガラスです。セラミックガラスとも呼ばれます。急激な温度変化に強く、また耐衝撃強度も高いため、建築材・理化学器具などに使われています。
  • サファイアガラス
    サファイアガラスは、高純度のアルミナ(Al2O3)を人工的に巨大結晶に成長させた単結晶のガラスです。
    物理的特性・熱的特性・機械的特性・光学的特性・化学的安定性などすべてにおいて優れた特性を持っています。時計のカバーガラス、LED基板、半導体基板、光デバイス用基板、医療用部品、宇宙船の窓、宝飾品など幅広い産業分野で活用されています。

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二光光学ではサファイアガラス専門の加工メーカーとして、様々なご要望にお応えしております。サファイアガラスの加工をご希望の方や、既存素材でお困りの方はお気軽にご相談ください。